高校生ドラフト総括

 先ず、大嶺(八重山商工)の交渉権を逃したのは痛かったですね。 ホークスが大嶺を1巡目で指名することは、ずいぶん前から報道されており、多分無競争で行けると思っておりましたが、ホークスが欲しい選手なら、他球団だって欲しいということなのです。 結局マリーンズが交渉権を得ましたけど、こればかりは仕方ないですね。 大嶺は逃しましたが、でも、なかなかいい選手を指名できたと思います。 でも、すべて野手というのは驚きですけどね。 1巡目の福田秀平(多摩大聖ヶ丘高)は、スイッチヒッターで、高校通算38本のホームランを放ち、守備にも定評がある選手です。 3巡目の伊奈龍哉(近江高)は、高校通算74本のホームランを放ち、それでいて俊足で強肩の選手です。 4巡目の李秉諺(岡山共生高)も高校通算53本のホームランを放ち、かなりの鉄砲肩とのことで、潜在能力は高い選手です。 当然すぐ1軍でということではないでしょうが、雁ノ巣でじっくり鍛え、将来活躍して欲しいと願っております。 他球団に目を移すと、バファローズは田中を逃したものの、仁藤(島田商業高)を4巡目で指名したのは大きいですね。 中央球界では無名ながら、速球とキレのある球で静岡県では有名な投手です。 うまく行けば即戦力で、バファローズの救世主になってくれる可能性が高いですね。 注目の田中将大イーグルスが交渉権を得ましたけど、野村監督も仰ってましたが、弱い球団だからこそ、やり甲斐があると思いますね。 だから、ある意味よかったと思いますけど、親御さんはファイターズへ行って欲しかったらしく、ちょっと複雑な面もちだったのが印象的でした。 増渕竜義鷲宮高)はスワローズが交渉権を得ましたが、予選を1試合見ただけですけど、ものすごい投手です。 タイプ的に田中に似てますが、スライダーのキレは田中以上かもしれません。 ライオンズとしても松坂がメジャーへ行くことを示唆しているだけに、是が非でも欲しかった選手でしょうが、でも、木村文和(埼玉栄高)も増渕ほどではありませんが、高速スライダーが魅力のピッチャーですから、将来が楽しみです。 久々にドラフト会議の中継を最初から最後まで見てしまいましたが、ハラハラドキドキしながらも、結構面白かったです。 でも、指名される選手はもっとハラハラドキドキだったでしょうけどね。