ジャイアンツファンも真剣なんだよね

 今朝ですが、いつもは見る気がぜんぜんしないザ・サンデー日本テレビ系)では、「ジャイアンツファンやめますか」というファンを交えての討論会をやっておりました。 ご存知の通り、ジャイアンツはシーズン当初こそ首位を独走しておりましたが、現在は5位に低迷しております。 ある掲示板などでは、狂信的なジャイアンツファンが非現実的なことばかり書いておりますが、この討論会に参加したジャイアンツファンは、真剣に今のジャイアンツを憂い、これまで散々言われてきた「何でも欲しがる体質」を一掃し、とにかく若手を育てて欲しいと訴えておりました。 また、これも話題になっておりましたが、外国人選手の獲得も、昨年はミセリキャプラーで失敗していることでも分かる通り、本当に下手です。
 でも、今日の討論に参加したファンの人たちは、こうした現実的なことにも目を向けていることが分かり、そこが嬉しかったですね。 しかし、OBの江川、元木両氏は何か歯切れが悪いコメントに終始しておりましたが、やはり古巣ですし、言ってはいけないこともたくさんあるのでしょう。 でも、今こそジャイアンツOBの評論家諸氏は、ファンの声を代弁すべきだと思います。もちろんOBの中には今のジャイアンツの体質に疑問を感じている方も多いとは思いますが、解説や野球教室の斡旋など、仕事に影響が出ますので、なかなか言いたいことが言えないのも事実です。 今こそジャイアンツは、ファンはもちろんのこと、OBの声にも耳を傾け、体質を改善しないことには、いつまでたってもこの状態から脱却できないと思いますね。 偉そうなことを書いておりますが、ホークスだって今の状態になるまでが大変だったのです。 南海時代の末期は弱かったですし、お金もありませんでしたので、なかなかいい選手を獲得することができなかったのです。 ダイエーになっても弱いのは相変わらずでしたし、根本さんが今の下地を作り、王監督でようやく優勝できたのですから、やはり強いチームを作ることは本当に大変な作業なのです。 今のジャイアンツのように、付け焼き刃的に他球団からいい選手を獲得してきても、その効果は数年で切れますし、やはりなかなかチャンスに恵まれない若手をきちんと育てることこそが、一番大事だと思ってしまうのです。